Googleは3月30日(現地時間)、Googleマップのアップデートを発表しました。これまで野外でしか利用できなったライブビューによるナビゲーションが、空港や乗り継ぎ駅、モールなどの屋内でも利用可能となります。
特に巨大な駅などでは、周りの景色も似たようなものですし、目的の場所がどこにあるのかわかりにくいもの。ARナビゲーションで目的の場所が表示されるなら、迷うことなく進めそうです。
この機能はシカゴ、ロングアイランド、ロサンゼルス、ニューアーク、サンフランシスコ、サンノゼ、シアトルの多くのモールで、AndroidとiOSで利用可能。今後数か月以内に、東京とチューリッヒの一部の空港、モール、乗り継ぎ駅で展開されるとのことです。
このほか、Googleマップ上に天気と大気環境を確認できるレイヤーも追加されます。現在もGoogleマップではCOVID-19の感染者情報をレイヤーとして表示できますが、それの天気・大気質バージョンです。
旅行先などを考える際に、旅先の空気の状況をあらかじめ把握できるのは、アレルギーなどを持つ人にとっては助かるでしょう。そのうち花粉の分布状況などもわかるようになるかもしれません。
天気レイヤーは今後数か月でグローバルで利用可能になり、大気質についてはオーストラリア、インド、米国で開始され、今後さらに多くの国で利用可能になるとのことです。
ほかにも、道路の高低差なども考慮し、もっとも燃費のいいルートを案内するなどの対応も米国で開始されるとのこと。時間に余裕があればCO2の排出量が少ないルートを……といった選択が可能になるのは、これから重要なことかもしれません。
Source: Google