スマートフォンのカメラを使って、心拍数と呼吸数を測定するGoogle FitのアップデートがPixel 5で利用可能になったので早速試してみました。
スマホのカメラで心拍と呼吸数を計測。3月からPixel向けに提供開始
Googleが日々の健康管理に役立つ機能として、ヘルスケアアプリGoogle Fitで心拍数と呼吸数の計測に対応すると発表しました。 心拍数については、多くのスマートウォッチやフィットネストラッカーで簡単に取得できますが、Google Fi...
カメラを使った心拍測定
まず心拍数ですが、こちらは昔からある機能ではありますが、カメラに指を乗せると、心拍を測定してくれるというもの。
なお、測定開始時に指を正確な位置に動かすよう画面で指示されるので、画面を見ながらの操作が必要です。ちなみに、Pixel 5には2つのカメラがありますが、利用するのは背面向かって左側の標準レンズでした。
測定結果は「65」。直後にスマートウォッチ(Galaxy Watch Active 2)でも心拍を測ってみましたが、同じく65という結果でした。
胸の動きで呼吸数を測定
もう一つの呼吸数は、フロントカメラで胸の動きを捉えて、1分間呼吸数を測定できるというもの。こちらは、スマートフォンが動かないように立て掛ける必要があります。
最初から枠が表示されているわけではなく、カメラが認識して自動で枠を表示します。このため、スマートフォンを置く位置は割と自由です。
肝心の計測結果は1分当たり11回。これをどう評価すればいいのかはわかりませんが、試しに、意思して速く呼吸したり、呼吸を止めたりしたところ、かなり正確に認識していました。ぱっと見で胸が動いていないように見えても、グラフはちゃんと呼吸に合わせて描画されていきます。
いまひとつ、どこで役に立てればいいのかわかりませんが、今後アップデートが進んでいけば、寝ている間に無呼吸を検出したりできるようになるのかもしれません。