Googleは3月15日(現地時間)、 Google Glass Enterprise Editionの販売終了を発表しました。個人向けには早々に終了していたGoogle Glassですが、2013年のリリースから10年でその幕を閉じることとなります。
Googleによると、Glass Enterprise Editionのサポートは9月15日まで継続されますが、ソフトウェア・アップデートなどは提供されません。なお、9月15日以降もデバイス自体は使用可能です。
ARグラスの先駆けとなったGoogle Glassですが、カメラを搭載していたことからセキュリティやプライバシーへの懸念が噴出し、法人向けという形に切り替わってしまいました。その後、この分野ではいわゆるAR/VRヘッドセットが活躍することとなりましたが、Google Glassがそのまま一般消費者向けに開発を続けていたらどうなっていたのか、気になるところでもあります。
なお、Googleは2020年にスマートグラスメーカーのNorthを買収。社内では次期ARグラス製品となるProject Irisを進めているとの話もあります。
AIに関してもですが、最近のGoogleは慎重を期するあまり後手に回り続けている印象があります。Project Irisについても完成品が出て来るころには周回遅れ、なんてことにならないことを期待したいものです。
Source: Google via XDA-Developers