Googleは9月1日(現地時間)、Google Playの支払いにサードパーティ決済を利用できるパイロットプログラムの対象国を拡大しました。現在、日本、欧州経済領域(EEA)、オーストラリア、インド、インドネシアからの申請を受け付けています。
Google Playでは、2022年4月1日に発効した新ポリシーにより、Google Playを利用するアプリは、原則としてアプリ内課金やコンテンツ購入にGoogle Playの決済システムの利用が義務付けられました。これにより、日本でもKindleアプリなどで直接のコンテンツ購入が不可となっています。
AndroidのKindleアプリ、とうとうコンテンツ購入が不可に。Google Playポリシー変更の影響
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ただし、韓国では現地の法令に従い、一部外部決済を認めているほか、7月には欧州でのデジタル市場法(DMA)成立を受けて、EEA諸国向けに外部決済を認めるパイロットプログラムを開始していました。今回は、これが日本やオーストラリアなどにも拡大した形です。
ただし、すべてのアプリが対象というわけではなく、外部決済が利用できるのはゲーム以外のモバイルアプリまたはタブレットアプリに限られます。また、外部決済を利用してもGoogleへの手数料は必要で、韓国では外部決済を利用したとしても従来15%の手数料を収めていたデベロッパーは11%(4%割引)の手数料を収める必要があります。
このため、外部決済が認められたとしてもKindleなどでアプリ内購入が復活するかは微妙なところです。
Source: Google