Google Homeアプリがバージョン2.47.79.5にアップデートし、スピーカーグループの一環音量調整や、スマートフォンの音量ボタンを使ったスマートスピーカーの音量調整機能が削除されました。
これは、Sonosが特許侵害でGoogleを訴えていた件で、米国際貿易委員会(ITC)がSonosの訴えを認めたことによるもの。侵害しているとされた特許には、スピーカーグループの一括音量調整やスマートフォンの音量ボタンを使ったスマートスピーカーのボリューム調整機能が含まれていました。
これを受けて、Googleは特許侵害とされた機能を削除しているわけです。
これまで、Nest HubやNest mini等にキャストして音楽を再生している場合、スマートフォンの通知欄に表示される共有コントローロールをタップ、あるいはGoogle Homeアプリからメディア画面を立ち上げれば、スマートフォンの音量ボタンを使って音量調整が可能でした。しかし、アップデート後はスマートフォンの音量調整となってしまい、スマートスピーカーのボリューム調整はできません。スピーカーグループの一括調整もできなくなり、個別にスライダーを用いて調整する必要があります。
なお、いまのところ、Google Homeアプリのアップデートをしなければ従来の動作のままとなるようです。この機能を頻繁に利用していたという人は、しばらく様子を見たほうがいいのかもしれません。
Source: Android Police