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Google、LaMDAを搭載した会話型AIサービス「Bard」を発表

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Googleは2月6日(現地時間)、対話アプリケーション用言語モデル(LaMDA)を搭載した実験的な会話型AIサービス「Bard」を発表しました。まずはごく少数のテスターに公開され、今後数週間でより広く一般公開される予定です。

会話型AIといえば、OpenAIのChatGPTの話題を目にしない日がないというくらいに注目を集めていますが、Googleも2年前にはLaMDAを発表。これまで、一般ユーザーが利用できるサービスとして提供していなかったのは、「責任あるAIの開発」を掲げていたからです。

ChatGPTは、一見するともっともらしい回答を行いますが、その内容自体に信憑性はありません。Bardの精度がどの程度のものなのかは気になりますが、「Web からの情報を活用し、最新で質の高い応答を提供します」とのこと。

ChatGPTは2021年時点の情報しか持っていないので最新の情報を回答したり、回答中に検索したりはしませんが(MicrosoftがBingに組み込むようなので、この辺りは変わってくるとは思いますが)、Bard(とLaMDA)はユーザーとの対話中にも外部検索を行い、回答を改善していきます。まずは軽量バージョンのLaMDAを公開し、より多くのユーザーからフィードバックを求めるとのことです。

また、LaMDAといえば、2022年にはGoogleのエンジニアであるブレイク・レモイン氏が「LaMDAが独自の感情を獲得した」と主張し、最終的に解雇されるという事件もありました。感情を獲得したのかどうかはともかくとして、そう錯覚させるほどに高度な会話能力は持っているのでしょう。

なおGoogleによると、AIは単一の正解がない質問に対して様々な洞察をまとめるのに役立つとのこと。近い将来、複雑な情報と多角的な視点をわかりやすく整理する AI を活用した機能を検索で公開する予定としています。

検索を行うと、まずAIがまとめた情報を表示し、その下に通常の検索結果を表示するようです。たとえば、下の図はピアノとギター、どちらのほうが簡単に学べるか。またどれくらいの練習が必要かを質問した例。最初にAIが情報をまとめますが、ピアノのほうが簡単という人もいるし、ギターの方だという人もいるという感じで、直接の回答はしていません。ただ、この情報を見つけるには、いくつかのリンクを開く必要があるので、最初に概要だけでもまとめられると、後の検索が捗りそうです。

はたしてどのようなサービスになるのか気になりますが、MicrosoftとOpenAIも2月7日(現地時間)にAI関連のイベントを開催する予定。この場で、BingへのChatGPT組み込みが発表されるかもしれません。

Source: Google

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