Googleは11月10日(現地時間)、韓国で先行して導入され、2022年9月には日本も対象となっていたGoogle Playでの「ユーザー選択型決済の試験運用」をあらたに米国、ブラジル、南アフリカに拡大すると発表しました。
Google、日本でもGoogle Playの外部決済を一部容認へ。パイロットプログラムの受付を開始
Googleは9月1日(現地時間)、Google Playの支払いにサードパーティ決済を利用できるパイロットプログラムの対象国を拡大しました。現在、日本、欧州経済領域(EEA)、オーストラリア、インド、インドネシアからの申請を受け付けていま...
Google Playで配信されるアプリでは、原則としてGoogle Playでの決済が義務付けられています。アプリから自社サイトに誘導しての決済は行えず、Google Play決済では手数料が発生。AmazonはKindleアプリから決済機能を削除するなどの対応を行っています。悪しき習慣として、各国から批判を浴びているのですが、韓国では2021年にプラットフォーマーに対してサードパーティ決済の利用許可を義務付ける法案が成立。このため、韓国でのみいち早く「ユーザー選択型決済」が導入されていました。また、7月には欧州でのデジタル市場法(DMA)成立を受けて、EEA諸国向けにサードパーティ決済を認めるパイロットプログラムをスタートしています。
ちなみに、サードパーティの決済システムを利用しても、Googleへの手数料は発生しています。通常よりも4%引きにはなりますが、Google Playを維持するために必要なことだしています。
Source: Google