Googleが研究している気球をホットスポットとして利用するPoroject Loonですが、フランスの国立宇宙研究センター(CNES)と提携しました。
Project Loonは商業航空機よりも高く、天気の影響を受けない18Km〜20Kmの上空にソーラーパネル搭載の気球をあげ、それが電波を中継してネットに接続可能とする、ということをがんばっているプロジェクト。
成層圏に気球を飛ばして通信を行うというProject LoonをGoogleが発表 – Dream Seed
発表当時はWiFi接続という話だったと思いますが、現在はLTEなどのモバイル通信での利用も研究されているようです。
CNESではオゾン層や成層圏の観測のためにバルーン技術を研究しており、この分野での双方の利害が一致したということ今回の提携の要因のようです。
また、Googleは最近欧州で非難されることが多くなっていますが、欧州内の企業、政府と提携することでこれらの批判をかわそうという狙いもあるみたい。
日本ではモバイル通信の人口カバー率が100%近くなっているので必要ないのかもしれませんが、山間部などではまだまだ圏外のところも多く存在しています。そういう圏外の場所でこそ通信が必要だったりするので、Poject Loonの技術には期待したいですね。
(via the Next Digit)
(source CNES)