9月にWear OSのメジャーアップデートを行ったGoogleですが、その甲斐もなく、Wear OS搭載端末は鳴かず飛ばずの状態が続いています。
調査会社Strategy Analyticsによると2018年第3四半期のスマートウォッチ出荷台数は前年同期比67%増の1000万台。Appleが45%と大部分を占めており、Fitbit 15%、Samsung 11%、Garmin 8%と続きます。残念ながらここまでにWear OSを採用するメーカーはなく、Others 21%の中に入るのみ。
そんなWear OSでもっとも足りていないと思われるのがバッテリー持ちですが、Googleがバッテリー持ちの改善に焦点を当てたアップデートを行うと発表しました。
主な内容としては、バッテリーセーバーモードを搭載し、これをONにするとバッテリーを延命できるとのこと。また、動きがない状態(外しているときとか、ずっと座っているときとか?)が30分続くと、時計表示のみのディープスリープモードに移行します。バッテリー以外ではすべてのWear OS向けアプリで、中断した個所から再開できるレジューム機能に対応するとしています。
そんなアップデートですが、提供が数か月以内とスパンの長さもさることながら、「System Version : H」という謎のバージョンが登場したのが気になるところです。ちなみにOSバージョンは2.2。
いままではSystem Versionなんてものはなく、Android OSのバージョンが表示されていたのですが、突然変わるようです。しかもなぜか「H」から。現行のWear OS 2.1は少なくともAndroid 8.0と表示されているので、「O」ならわかるのですが……。
なんにしろ、ユーザーとしてはバッテリー持ちの改善は歓迎したいところなので、アップデートの配信を楽しみにしていたいと思います。
We’ve been working on updates to help you get more time out of your #WearOSbyGoogle watch. See what’s rolling out: https://t.co/eAw5qTGPMh pic.twitter.com/KWkjOvIvpg
— Wear OS by Google (@WearOSbyGoogle) 2018年11月15日
(source Google)