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無料で利用できる、Google Workspace Essentials Starterが登場しました。すでに登録可能となっています。
Googleは7月1日に無償版のG Suite(現Google Workspace)を終了すると発表していますが、Google Workspace Essentials Starter(以下、Essentials Starter)はそれの代わりになるもの……ではありません。
通常のGoogle Workspaceは、アカウントを作成することで独自ドメインでGmailを運用できるなどのメリットがありますが、Essentials StarterはそもそもGmailが利用できません。メールに関しては、すでに仕事で利用している会社のメールなどを利用します。
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では、Essentials Starterに何のメリットがあるかというと、Gmailではなく会社のメールアドレスのまま、Googleドライブやドキュメント、スプレッドシート、スライド、Meetなどのコラボレーションツールを利用できること。
Google MeetやChatで打ち合わせをしたり、Googleドライブでファイル共有をしたいという場合でも、個人のGoogleアカウントではなく、会社のアドレスで登録したEssentials Starterアカウントで使えるわけです。もちろん、小規模な組織で、コラボレーションツールを使いたいけど予算がないといった場合にも有用でしょう。
本当に望まれているのは、独自ドメインでGmailが使える無償版のGoogle Workspaceかもしれませんが、すでに仕事用のアドレスがある場合には、こちらでも十分かもしれません。
Source: Google