HTCがかなりまずいことになっているようです。
スマートフォン黎明期にその存在を大いに知らしめたHTCですが、その後は業績が悪化。最近ではHTC OneシリーズやRe:などのカムコーダで盛り返しているのかと思ったのですが、今年に入って株価は60%も下落していたそうです。
そこにきて、週明けにさらに9.8%も下落し、現在の株の時価総額(約1,853億円)がHTCが保有するキャッシュ(約1,861億円)の総額を下回りました。要するに、HTCが保有するブランドや工場など手元のキャッシュを除く一切の資産に価値がないと判断された状態です。
厳しいですねぇ。
フラッグシップのOneシリーズは評価が高いものの、大ヒットしているとは言い難く、ハイエンド市場ではiPhoneやGalaxyに負けている状況です。かといってミッドレンジ~エントリークラスではXiaomiやHuaweiなどがおり、こちらに対抗するのも厳しい状況です。
VRヘッドセットのHTC Viveが控えてはいますが、それでどれだけ盛り返せるのかは未知数です。
とはいえ、まだ十分なキャッシュを手元に残しているので、いきなり倒産ということはないと思いますが、身売りを含めたなんらかの対策が取られるかもしれませんね。
Desireシリーズ好きだったのだけど、docomoのSMSが送れないという問題があり、自然と手が伸びなくなってしまいました。この辺は最近は解決してるのかな?
(via TechCrunch)
(source BloomBerg)