HTC Flyerのレビュー2回目です。
私の購入したFlyer(香港版)には写真のような合皮の専用ケースが付属していました(蓋の裏側に取り付けられており、しばらく気が付きませんでした……)。裏地はスエード調で、フリップ部分はマグネット式になっています。
裏側には付属のスタイラス(Scribe Digital Penというようです)を差し込むことができます。が、正直使いづらい。スタイラスはケースではなく本体に取り付けたいところです。
そのスタイラスですが、電池内臓です。ペン入力を可能にするHTC Scribeという技術は、予想通りペンタブレットで使われている電磁誘導式なのは間違いなさそうです。感圧式と紹介しているサイトもありますが、たぶん間違い。しかし、専用品というのがやっかいですね。大した構造(回路)ではないと思うので、単品で安く購入できたら分解して調べてみたいです。ちなみにBestBuyでは$79.99で発売中です。日本に発送してくれないけど。
この専用スタイラスで何ができるかというと、画面にメモができます。正確には、ペンで画面をタッチすると「走り書きモード」というのになります。タッチした瞬間のスクリーンショットを撮って、その上にレイヤーを重ねて絵を描くイメージです。なので、1画面以上の書き込みはできません。
書き込んだあとは、直接、FlickrやPicasa、Twitterなどアップロードもできますし、画像として保存することもできます。保存した際は、Noteという専用アプリに紐付けられるのですが、このNoteというアプリ、実質的はEvernoteクライアントとなっています。その名のとおり、画像以外にもテキストも入力可能で、すべてEvernoteと自動同期してくれます(同期させないローカルのメモも作成可能)。
別の使い方としては、タッチした瞬間のスクリーンショットを画像として保存できるので、PCと接続しなくてもスクリーンショットが撮り放題だったりします(走り書きモード中のスクリーンショットは取れませんけど)。LGの端末でも端末単体で(root不要で)でスクリーンショットを撮れますが、やっぱりスクリーンショットぐらいは単体で撮りたいですね。
このNoteと走り書きモードについては、そのうちもう少し詳しいレビューを書こうと思います。