カメラも優秀でZoeでの撮影も楽しいHTC One、デジ一よりも手軽だし撮影後に自動生成してくれる30秒の動画が面白いので昨日子供さんと荒川遊園に遊びに行った時にもフル活用でした。
写真や動画自体はそんな感じで楽しいのですが、問題は撮影した後の管理です。先週、試しに使って見たときは気づかなかったのですが、Zoeで撮影してしまうとうまい管理方法が無さそうだということがわかりました。
最初にZoe撮影のおさらい。HTC OneでZoeモードで撮影すると3秒間のmp4動画と20枚の写真が撮影されます。静止画は1秒辺り5枚で4秒分。動画が3秒なので「あれ?」と思ったのですが、どうやら最初の1秒間(静止画5枚分)は動画には反映されないようです。
写真は2688 × 1520のワイドサイズで1枚あたり約3MB。動画は1920×1088サイズになり3秒の動画で約4MB。つまり1回のZoe撮影で3MBx20枚 + 4MBの64MBが使われる計算です。
HTC Oneはストレージが32GB、microSDなどの外部メディアは使えないのでこの容量内でやりくりが必要ですが、先ほど確認したらすでに2.5GBほど写真と動画で消費していました。
このため、「こまめにクラウドストレージなどに移す」ということが必要なのですが、この「移す」作業が大変なのです。
まず最初に自動生成される30秒のショートムービーを作り、動画として保存しておきます。この動画はHTC Zoe ShareなりYoutubeなりにアップロードしておけばいいのですが、HTC Zoe Shareは保管期限が180日なのでずっと残しておきたいなら別の場所が良さそうです。問題は残りの写真と3秒動画。
私はスマートフォンで撮影した写真や動画は自動でDropboxとGoogle+にアップロードする設定にしているのですが、見事に同じような写真で埋め尽くされていきます。20枚の写真の中からベストショットを1枚選択して残りは削除してしまえばいいのでしょうが、量がまとまるとその選択すら大仕事です。
こんな状況だとHTC Oneのギャラリーもさぞかし大変なことに……と思うかもしれませんが、これはうまいことできていてZoe撮影の6枚目の写真(動画の始まりの絵)が表示されるだけです(そしてランダムに動画が再生され、再生され終わったものは20枚目の写真表示になります)。つまり20枚の写真と1本の動画が1セットで管理されているわけです。
なお、ギャラリー内で動画のコマ送りもできますが、このときには静止画が使われています(20枚の写真を使ったパラパラ漫画のイメージ)。動画再生を始めると、静止画と動画の解像度が違うので切り替わるのがわかります(上の動画で画面をタッチした時にスライダーが表示されますが、この時スライダーの始まりが途中からになっています。この前の部分が動画に反映されない1秒(写真5枚分)です)。
デスクトップアプリでもいいので、このギャラリーの仕組みをもったアプリが欲しいなぁ。本当はHTCが保管期限のないクラウドストレージを用意してくれるのがいいのだけど……。Zoe撮影が可能な機種が増えれば対応してくれるのだろうか?