HUAWEI Japanは5月26日、MWC 2022にあわせて海外発表していた10.3インチのE inkタブレット「MatePad Paper」を6月9日に国内発売すると発表しました。価格は6万4800円。
最近増えてきた感のあるE inkデバイスでは、しばしば画面書換時のちらつきが問題になりますが、HUAWEI MatePad Paperは、スマートリフレッシュレートによりコンテンツに応じてリフレッシュレートを調整。GIF画像もスムーズに表示できるとしています。
また、専用スタイラスHUAWEI M-Pencil(第2世代)に対応しており、スタイラスによる手書きも可能。音声メモを取りながら手書き、手書きのメモをテキスト変換といったことにも対応します。なお、M-Pencilと専用カバーは本体に同梱されています。
実際に手書きしてみた感触としては、ディスプレイ表面のざらつきなども含め、紙のノートに書いている感覚が強めでした。デジタルデバイスでの手書きは初めてという人でも、比較的受け入れやすいのではないかと思います。
OSはHarmonyOSなので、独自のAppGalleryから、Kindleなどサードパーティアプリのインストールも可能です。スピーカーも搭載しており、さすがに動画視聴には使えませんが、オーディオブックや音楽アプリは利用できます(音質は不明)。
ちなみに、電源ボタンに指紋センサも搭載しており、簡単にロック解除も可能です。
6万4800円という価格を考えると、電子書籍リーダーとして購入するには高すぎますが、どこへでも持ち運べるデジタルノートとしてならありなのかもしれません。
ただ、もう少し出せばMatebook Eにも手が届くので、なかなか悩ましいところです。