HUAWEIが、血圧測定に対応したスマートウォッチ「HUAWEI Watch D」を国内発表しました。6月14日に発売で、価格は6万280円。公式ストアで6月13日までに予約購入すると、スマート体重計HUAWEI Scale 3 Proがプレゼントされるキャンペーンも実施されています(数量限定)。
これまでもGalaxy Watchなど、血圧測定に対応したスマートフォンというのはありましたが、基本的に心拍測定に利用する光学センサを代用するというもの。定期的にカフ式の血圧計を使った校正作業が必要でした。また、カフ式のウェアラブルな血圧計はオムロンが出していたと思いますが、あくまでもただの血圧計。
その点、HUAWEI Watch Dはカフ式の血圧測定に対応しながら、HUAWEIスマートウォッチとしての機能も兼ね備えるのが特徴です。血圧計は管理医療機器となりますが、HUAWEI Watch Dは日本の医療機器認証も取得済みです。
カフがある都合上、ベルトの調整方法に若干癖がありますが、最初の1回だけなのでさほぼ問題ではないでしょう。ただ、ベルトがきつすぎても緩すぎても正しく測定できないので、最初の調整は重要そうです。
ちなみにカフは着脱可能。製品はLとMの2種類が付属しています。
手首に装着しているからといっても、四六時中、どんなときにも血圧測定ができるというわけではありません。測定は、通常の血圧計と同様に安静時に椅子に座って行う必要があります。
血圧測定以外にも、心拍や血中酸素濃度、睡眠、皮膚温度の計測にも対応。また、70種類以上のワークアウトにも対応。GPSにも対応しているので、ランニング等のルート記録も行えます。
バッテリー持ちは最大7日間(心拍数計測、スリープモード、1日に6回の血圧測定、週間平均90分の運動、メッセージ通知機能(1日50通のメッセージ、6回の通話、3回のアラーム)、1日で200回の画面点灯)。充電は専用の充電器でワイヤレス充電となっています。
血圧測定は起床時や寝る前などの決まったタイミングで行う必要があるので、毎回血圧計を用意するのも面倒になってくるのですが、これならスマートウォッチとして使いつつ、必要なタイミングで血圧測定も可能なので、血圧管理のプレッシャーが少なくなるかもしれません。