iFixitが、Appleの落とし物トラッカーAirTagの分解情報を公開しています。といっても、いまのところ開腹しただけで、各パーツの細かい仕様などはこれから調査するといった段階です。
AirTagはTileやSamsungのSmartTagとは違い、磁力を持っており、白い面であれば冷蔵庫などに貼りつきます。これは意図してそういう使い方を想定したものではなく、内蔵されているスピーカーのマグネットによるもののようです。
iFixitによると、AirTagは本質的にスピーカドライバーを形成しているとのこと。中央に配置されたボイスコイルが電流の変化で振動し、蓋をしているカバー(電池側)が振動版の役割を果たすようです。
なぜ、わざわざそのようなことをしているのかは推測するかありませんが、音質を追求した結果ではないかというのがiFixitの考えです。AirTag、確かに音はいい気もしますが、肝心の音量が小さい気がします……。
ちなみに、AirTagには直接キーリングを取り付けることができず、別途アクセサリーを購入する必要がありますが、ドリルで直接穴をあけてしまうことも可能とのこと。もちろん、基板などにあたる場所を避ける必要はありますが、3か所ほど、うまくいきそうな場所が示されています。
頑張れば、別途ケースなどを使わなくてもキーリングを取り付けたり、ペンダントにしたりできそうです。
Source: iFixit