iPad mini Retinaディスプレイモデルが登場し、外に持ち出してEye-Fiとの組み合わせで写真の確認などに使いたいという人も多いんじゃないかと思いますが、もし仕事などで色味にシビアにならなければいけない場合はiPad miniは避けたほうがいいかもしれません。
anandtechが実施したディスプレイテストによると、iPad mini RetinaディスプレイモデルのsRGB再現度は他のタブレット(Nexus 7(2013)、Kindle Fire HDX、iPad Air)などよりも劣っているということです。
これはRetinaディスプレイモデルの色再現度を表したもの。中央の三角形が標準sRGBを表すエリアで各頂点がこれに近いほど色味を正確に表現できていることになります。
Retinaディスプレイモデルでは各頂点が内側に大きくへこんでいます。
ちなみにiPad Airでは各頂点がほぼ三角形に一致しており、sRGBの再現度が高いことがわかります。
トップの画像は左がiPad Air、右がiPad mini Retinaですが、左下の赤い三角形の色や、iTunes Storeのアイコンの色などが異なっているのが分かります。
displaymateも同様のテストをしており、やはり同じ結果となっています。
こちらの図のほうが分かりやすいですね。iPad mini Retinaだけ内側に大きくへこんでいます。
いくら解像度をあげても色味が再現できないのはダメなんじゃ……と言いたいところですが、トップの画像を見るに、ぶっちゃけ大多数の人には気にならないレベルなんじゃないかと思います。仕事で画像を扱うとかではない限り、大騒ぎするほど悪くはないんじゃないかな。
(via Pocketnow)
(source anandtech, displaymate)