9月9日に発表されると予想されているiPhone 6には、やっとNFCが搭載されると噂されています。
そんなiPhone 6ですが、NFCを使ったモバイル決済サービスでVisa、MasterCard、American Expressのクレジットカード会社と提携したという噂も流れてきました。
海外ではカードの普及率が高く、モバイル決済系サービスが普及しづらいという話もありますが、これなら一気に普及が進むかもしれませんね。
クレジットカードのモバイル決済サービスというと、日本国内ではdocomoと組んでいることもありVISA iDの知名度、普及度が高いように思いますが、海外ではMasterCardのPayPass、American ExpressのExpressPayなどのサービスが展開されています(PayPassは日本でも展開中。これらのサービスのうち、VISA iDはFelica専用サービス。海外ではVisa payWaveというNFCなサービスを展開しています。
ところで、なんとなく予想はつくと思いますが、Suicaを始め、日本国内で普及しているのはFelicaサービスであり、海外で普及しているNFC(Type A/B)とは違います。
どんな感じに分かれているかというと上記のような感じです。FelicaはType-FというNFC規格の上にセキュアな通信規格を実装したもので、海外で広く普及しているType-A、Bとは違います。
ところで、日本国内ではNFC Type-AやType-Bがまったく使われていないのかというとそんなこともなく、下記のように利用例があります。
免許証にもNFC使われてるんですね(なお、上2つの画像は、NFC-Worldからの引用)。
そんな感じなので、iPhoneにNFCが乗ったとしても、日本国内でモバイルSuicaが使えるとかそういうことにならないので期待はしないほうがいいかも……。日本はiPhoneのシェアが高いのでわざわざFelicaチップを載せてくるという可能性も0ではないと思いますが、ないでしょうね。
それよりもこれを機にFelicaからTyep A/Bのサービスにシフトする流れが加速するという可能性のほうが高いかなぁ?おサイフケータイの多くはすでにType A/Bに対応しているし。