iPhone5が発表され、本日からsoftbank、auでも予約が始まりますが、海外からSIMフリー版を輸入してdocomo回線で使いたいという人も多いのではないでしょうか。実際にiPhone4Sなどはそのように使われているかたも多いみたいですし。
ただ、iPhone5についてはちょっとまったほうがいいかもしれません。iPhone5のSIMはnanoSIMという6月に策定されたばかりの新しい規格を採用しています。このnanoSIMが曲者です。従来のSIMは余白をカットすることでmicroSIMとして使うことができ、microSIMもアダプタを介して標準SIMとして使うことができました。しかしながら、iPhone5で採用されたnanoSIMは、従来のSIM、microSIMをカットしてサイズをあわせても使用できないとAppleが声明を出したとのことです(週アスPlus)。これを受けて、SIMフリー版iPhone5の予約特典としてnanoSIMカッターを予定していたExpansysも、この予約特典を取り消しました。
こうなってくると、国内でiPhone5を使うためにはsoftbank、auのSIMが必要となります。「bmobileが出してくれるはず」という考えもありますが、docomoのSIMを利用しているため、docomo本体がnanoSIMの提供を始めない限り望みはないと思います(独自に出せるものなのかな?)。
nanoSIMを入手したとしても、アダプタを使ってmicroSIM、標準サイズのSIMとして使えないのであればiPhone5専用SIMということになってしまいます。まぁ、これはSIMの差し替えなんてしない大部分の人には関係ないのかもしれないけど。そもそもそういう人はSIMフリー版なんて入手しないかな?
AppleとしてはSIMフリーを阻害して端末の流通をコントロールしたいという思惑でもあるんですかね。いっそのこと、SIMなんてやめて昔みたいに端末固定にしちゃえばいいんじゃないかとも思ってしまいます。
なんにしろ、iPhone5をdocomo回線で使おうと考えている人は気を付けたほうが良さそうです。
ところで、肝心のAppleの声明とやらはどこかで見れるのでしょうか?
(via 週アスPlus)