調査会社のKanterが5月〜7月の各国でのOS別スマートフォン市場シェアを発表しました。
全体的にAndroidが大きくポイントを増やし、それに比例してiOSとWindows Phoneがシェアを落としている感じです。
4月〜6月のシェアではスペインでWindows PhoneがiOSのシェアを超えていましたが、今回はまた逆転していますね。反対に前回はiOSに抜かれていたイタリアでのWindows Phoneシェアが再び抜き返しています。
Kantarが2014年Q2の各国スマートフォンシェア調査結果を発表 イタリアではiOSが2位に浮上 日本ではWindows Phoneのシェアが1.4%あるらしい – Dream Seed
iOSがシェアを落としているのはiPhone 6の噂が聞こえ始めてきて買い控えしているというのもあるのでしょうね。
中国においてはXiaomiの躍進が著しく、特に都市部では31.6%のシェアを誇っているようです。
ちなみに中国全体では、今年Q2の販売シェアでXiaomiは2位になっています(グラフはenfodeskより)。参考までに、三星:Samsung、小米:Xiaomi、联想:Lenovo、酷派:CoolPad、华为:Huawei、苹果:Appleです。
Samsungは中国市場ではじわじわと後退していますが、反面、欧州では好調で特に英国では36%のシェアになっているとか。特にGalaxy S5が好調で6月に英国で販売された端末のうち11.5%を占めているそうです。
また、Galaxy S5を購入した人のうち、52%が以前もSamsung端末を使っており、20%がAppleからの乗り換え、18%がHTCからの乗換えという調査結果も出ています。これについてはAppleが確立したブランド戦略(新しいモデルがでたら乗り換える)に上手くSamsungが乗っている(真似している)という考察がされています。
iOSが減少傾向というのは8月も続くのでしょうけど、iPhone 6が発表、発売されてからどうなるのかが楽しみです。
ところで、市場シェアとか販売シェアって端末の価格帯ごとに出ないのかなぁ?$100を切るような低価格端末とiPhone見たいな高級機を同列で扱ったら、そりゃAppleのシェアは下がるよなぁ。
そして、5月時点で1.4%もシェアを獲得していたらしい日本のWindows Phoneですが、残念ながらデータは更新されていませんでした。6月、7月のデータはいつ出るのかなぁ。