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Makuakeでクラウドファンディングが開始された、専用アプリでキーカスタマイズが行えるメカニカルキーボード「KEMOVE」のサンプルを送っていただきました。
KEMOVEは、Cherry MX互換のキースイッチを使ったメカニカルキーボード。バックライトがカラフルに発光するゲーミングキーボードっぽさもあります。
バックライトの明るさは、「Fn+P」「Fn+[」で増減できるほか、発光パターンも「Fn+]」「Fn+\」で切り替え可能。端から色が変わっていくWaveなどの発光パターンに対応しており、そのスピードも「Fn+;」「Fn+`」で変更できます。
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ところで、前の紹介記事を書いた際、スペースバーを分割できるとしていましたが、これは誤りでした。Kickstarterにあった64/66キー版では分割可能なのですが、Makuakeの61キー版では分割できません。残念……。
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接続はBluetoothもしくは、USBの有線接続。KEMOVE側はUSB Type-Cとなっています。なお、動作は電池ではなくバッテリーで、このUSB-Cで充電を行います。
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おなじくコンパクトキーボードであるHHKBと比べると横幅はほぼ同じ。
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側面からみると、KEMOVEは手前側がHHKBよりも厚く、傾斜が緩やかになっています。
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ここまで紹介したものだと、単にメカニカルなキーボードというだけですが、KEMOVEの大きな特徴はカスタマイズ性にあります。
専用ソフトを使うことで、キーの入れ替えやバックライトの光らせ方を変更できます。
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この手のキーカスタマイズはフリーソフトでもありますが、KEMOVEの場合、Fnキーとのコンビネーションや、Fnキーそのものの場所も変更できます。
また、「Copy」「Paste」やマウスのクリック、ボリューム操作なども割り当て可能です。
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ブラウジング、ゲーム、タイピングなど複数のレイヤーを持つことができ、各レイヤーに応じたカスタマイズができ、バックライトの光らせかたも自分で作れるようですが、この辺り、マニュアルがなく、設定方法がよく分かりませんでした……。
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アプリ自体もまだベータ版とのことで、公式サイトから直接ダウンロードができませんでしたが、クラウドファンディング終了までには、正式リリースされるものと思います。
Makuakeでは英字配列キーボードしか用意されていませんが、キーキャップ自体は、市販のCherry MXなもの、たとえばFilco用として販売されているものと交換が可能です。
Enterの形状はどうにもなりませんが、こういったキーキャップを利用することで、ある程度は日本語配列としても使えるようになります。
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ここまでするなら、英語配列を覚えてしまったほうが楽な気はしますが、こうしたカスタマイズも楽しいものです。キースイッチも通常のキーは静音な赤軸にし、Enterだけは打鍵感のある黒軸にするなんてこともできます。
Makuakeのプロジェクトは5月29日まで。現在の最低価格は1万5840円からとなっています。
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