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Kindle Fire HDをRoot化してみる

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PA311108.JPG

(追記:日本語版というかv7.2.2以降ではこの方法ではroot化できません)
(追記2:日本語版は、こっちの方法でroot化できると思います。)

Kindle Fire HD、素の状態で試すことは一通り終わったので、さっくりとrootを取ってみました。といっても既に方法が確立しているので難しいことはありません。先人の努力に感謝しつつ落ち着いて作業をしましょう。今回の作業は代助のブログの記事を参考にしています。

rootの取得

まず、XDAのフォーラムからKindle_Fire_HD_ADB_Drivers.zip、QemuRoot_v1.0.zipをダウンロードします([ROOT][TOOL]Qemu automated root [09/18/2012])。そしてKindle_Fire_HD_ADB_Drivers.zipを解凍してし、ドライバをインストール。

次にKindleをPCに繋ぎますが、その前にKindle Fire HDの設定(More > Security)で「Enable ADB」をONにしておきます。

adb

ドライバがちゃんと入っていれば、デバイスマネージャにこんな感じで表示されます。

kindlefire1

QemuRoot_v1.0.zipを解凍し、RootQemu.batを実行します。すると上記の画面が表示されます。ここではRootをとるので1を入力します。途中、何回か「何かキーを押して下さい」とは言われますが、あとはほぼ自動で進みます。

kindlefire7

この画面が出れば終了。KindleのAppを覗いてSuperuserがあればroot化完了です。

Google Playのインストール

root化しただけでは意味がないので、まずはGoogle Playをインストールし、アプリを自由にインストールできる環境を作ります。

今回も頼るのはXDA。GoogleServicesFramework.apk、Vending.apk、Play.apkをダウンロードします(Rooted Kindle Fire HD with working GAPPS and Play Store)。

あとの手順はXDAのフォーラムに書いてあるとおり……っと言いたいところなのですが、ここでハマりポイントがありました。手順では何かしらのファイラーを使ってダウンロードしたファイルをインストールすることになっているのですが、肝心のファイラーがAmazon Appから落とせません。というかファイラーにかぎらず、すべてのアプリを落とせないんですけどね。仕方がないのでESファイルエクスプローラなどを他のAndroid端末から抜いてくるなり、Chrome拡張を使ってPCにダウンロードするなりしてadb経由でインストールします。


> adb install com.estrongs.android.pop-100.apk

※これはESファイルエクスプローラの例です。

ESファイルエクスプローラでは設定でRootオプションを有効にしておきます。なお、ファイラーを使わなくてもすべての作業をADB経由で行うことも可能です。

まずはGoogleServicesFramework.apkをインストール。続いてSYSTEMを書き込み可能にしてからVending.apkを/SYSTEM/APPに配置します。Vending.apkのパーミッションをrw- r– r–(要するに644)に変更してインストール。

この時点でAPPにAndroidマーケットがいるはずですが、続けてPlayに変更するためPlay.apkをインストールします。これでAPPにGoogle Playがいるはずです。あとはいつものようにPlayを起動し、Googleアカウントの設定などを行えば終了です。

ATOKのインストール

root化し、Playが使えるようになってATOKをインストールしてもそれを使って入力することができません。入力方法の変更ができないんですよね。このため、下記の方法でATOKを有効にします(下記は代助のブログの方法そのままです)。


c:\> adb shell
$ su
# ime list -s
com.android.inputmethod.latin/.LatinIME
# ime enable com.justsystems.atokmobile.service/.AtokInputMethodService
# ime set com.justsystems.atokmobile.service/.AtokInputMethodService
Input method com.justsystems.atokmobile.service/.AtokInputMethodService selected

代助のブログではPCで経由ではエラーになったとのことですが、私の場合は問題なくPCで経由で作業できました(Windows 7 64bitを使用)。

この方法では入力方法がATOK固定となりますが、Kindle FireではDBを書き換える方法で入力切り替えが実現できていたようです。ひょっとしたらHDでも出来るのかもしれませんが未確認。

フォントの変更と結果もろもろ

フォントの変更はICSなAndroidと同じです。フォントファイルの追加の他にfallback_fonts.xmlにも追記が必要。ついでにmorelocal2もインストールするとかなり日本語化が進みます。下記に幾つかスクリーンショットを載せておきます。

Screenshot_2012-11-03-21-01-24.png

Screenshot_2012-11-03-19-30-10.png

Screenshot_2012-11-03-19-31-14.png

Screenshot_2012-11-03-19-33-26.png

アプリによってはインストール出来ないものもあります(Chromeや公式Twitterなど)が、概ね問題は無さそうです。

残念ながら、日本語辞書の追加方法がいまだにわからないのですが、手段はあるはずなので引き続き調べてみたいと思います。

(追記:7.2.2へのアップデートで日本語がサポートされ、日本語辞書も選択可能になっています)

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