Amazon.comがKindleの組織向け新サービス、Whispercastをはじめました。従来、自分の所有しているKindle、PCやAndroidにインストールしているKindle Appは「Manage your Kindle」から一言管理することができましたが、Whispercastはこれを組織向けに拡大し、登録されているKindleの設定(SNSへのアクセス可否やネットワーク設定、初期化の無効化など)管理や電子書籍の一斉配布などに対応しています。
組織向け、ということで基本的には一般ユーザではなく教育関係、ビジネス関係での利用を想定しており、いまのところはWhispercastに登録し新規にデバイスを購入する場合を想定しているようです。すでにデバイスを所有しており、それをWhispercastに登録する(個人所有のデバイスを組織内で利用する場合も)には個別にサポートに連絡する必要があるようです(これは近々ネット上から完結できるようになるみたい)。
試しにWhispercastの登録をしてみようかと思いましたが、残念ながら今のところは米国内に限られているようです(住所入力で米国以外選択できませんでした。無視して登録すれば出来るのかもしれないけど)。
電子書籍を1冊購入して100台のデバイスに一斉配布……なんてことが本当にできてしまうのかわかりませんが、組織で使うには便利そうではありますね。