楽天の子会社となったKoboが市販されているE-Inkデバイスとしては最高解像度となる6.8インチ 1440 × 1080ピクセル(265ppi)のKobo Aura HDを発表しました。
Kobo GloやKindle Paperwhite同様にフロントライトを備えます。そして最近の流行りなのか、電源スイッチ以外にはハード的なボタンがない完全タッチパネル仕様です。
プロセッサはKindle Paperwhiteよりも高速な1GHz(Kindleは800MHz)、ストレージは4GBでmicroSD(最大32GB)も使用可能。
主な仕様をライバルとなるKindle Paperwhite、画面サイズが近いNexus 7と比較すると下記のような感じです。
仕様 | Kobo Aura HD | Kindle Paperwhite | Nexus 7 |
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ディスプレイ | 6.8インチ | 6インチ | 7インチ |
解像度 | 1440 × 1080 | 1024 x 758 | 1280 x 800 |
画面密度 | 265ppi | 212ppi | 216ppi |
プロセッサ | 1GHz | 800MHz | 1.3GHz クアッドコア |
ストレージ | 4GB + microSD(32GB) | 2GB | 16/32GB |
サイズ | 175.7 x 128.3 x 11.7 mm | 169 x 117 x 9.1 mm | 198.5 × 120 × 10.45 mm |
重さ | 240g | 213g | 340g |
画面サイズが大きいだけに横幅はPaperwhiteよりもだいぶ広く、Nexus 7よりも幅広です。厚みも同様。正直なところ、このサイズを持ち歩くならAndroidタブレットやiPad miniでいんじゃないかという気がしなくもないのですが、E-Inkならではの電池持ち(1回の充電で約2ヶ月)や紙に近い見た目は捨てがたい魅力も感じます。
なお、このKobo Aura HDですが、日本語にも対応しており、おそらく日本でも発売されるものと思います。カナダと英国では4月25日に発売開始。価格は$169.99(約17,000円)。それ以外の地域では5月に発売されるようです。
(source プレスリリース, Kobo Aura HD(日本からだと楽天のkoboサイトに飛ばされます))