LGが次期Nexus端末を今月末に発表するという噂があちこちから出ています。更にはMoDaCoのPaul氏がLG製Nexusの詳細スペックをアップするなど信憑性はかなり高いです。
Paul氏の情報によると、
- LGのOptimus Gをベースにしているが、見た目は違う
- Android 4.2搭載
- Quad Core Snapdragon S4プロセッサ
- RAMは2GB
- 1280×768 True-HD IPS screen
- カメラは8MP
- microSDには非対応
- 内部ストレージは8GBと16GB
- バッテリはユーザによる取り外しは出来ない
- 無接点充電対応
- デバイスの名称は未決定
とのこと。
Android4.2は大幅な変更は行われずAndroid5.0への布石となるようなような小変更に留められているようです。主なところでは「電源管理の改善」「新バージョンのPlayストア」テーマを変更できる「customization center」の提供といったところ。UIは4.1と同じですが、ホーム画面がタブ化されるようです。このバージョンが従来どおりJelly BeanなのかKey Lime Pieとなるのかは不明です。
11月上旬〜中旬にLGとGoogleが共同で発表するということのようです。
Nexus プログラム
これまで「Nexus」はGoogleが発売するフラッグシップ(リファレンス)機と位置づけでしたが、今後は一定要件を満たせばどのメーカーでも「Nexus」を冠する端末を販売できるようになるようです。LGのNexusが第一弾ということなのでしょう。
満たすべき具体的な要件は伝えられていませんが、ストリーミングメディアのためのセキュア保護された64MBのメモリが必要とのこと。また、Android5.0に向けたハードウェア要件もいくつかあるようです。そして、「customization center」の対応範囲でのみカスタマイズが許され、Androidのメーカー独自のカスタマイズは認められないようです。
これまで各社から販売されてきたAndroidは、各社独自のUIを実装し、いわゆる「the stock Android experience」と呼ばれる標準UIを採用した端末はNexusぐらいのものでした。
個人的な想像ですが、Nexusプログラムが施行されると最新OSは、まずNexusプログラムに準拠した端末にのみ提供され、しばらくしてからソースが公開される(各社がカスタマイズ可能になる)という形になるのではないでしょうか。これにより、各社のハイエンド、フラッグシップはNexusになり、独自カスタマイズがないためアップデートが容易になるというメリットはありそうです。一方でミドル、ローエンドな独自カスタマイズを施された端末は基本的にアップデートの提供はなくなるのではないかとも思います。これはメーカーの負担を軽減する上でも重要なことだと思います(「アップデートされて当然」という考えが主流になっている現状が異常なことだと思います)。
Nexusプログラムの詳細についても11月のLGとGoogleの発表会の際に明らかになるものと思います。
(via Phandroid)
(source MoDaCo, Android and Me)