レノボ・ジャパンは5月29日、デジタルウェルネスをテーマに掲げたキャンペーン
「Meet Your Digital Self」を開始しました。
このキャンペーンは、テクノロジーが社会問題の解決にどのように貢献できるかを
探るWork For Humankindプロジェクトの一環。主にデジタル環境に起因する若者の孤独感や社会不安といった世界的な問題に焦点を当てています。
レノボが日本、英国、米国の10代~70代の5000人を対象にインターネット調査を実施たところ、Z世代(18歳~26歳)では67%がオンラインとオフラインの人格の違いを感じているとのこと。また、49%がオンラインの方が自己表現しやすいと回答しています。
レノボは、こうしたオンラインとオフラインのギャップをテクノロジーで解消しようという社会実験を実施しました。
「ルックスや年齢、性別に関係なく思ったことを正直に言えるから、現実社会よりSNSの方が自分らしく感じられる」と語るZ世代のちなつさんをキャスティングし、彼女のSNS上の人格が生き写しされたAIアバターを作成。AIアバターを通して、現実で伝えられなかった気持ちを母親に打ち明け、心のつながりを深める対話を実現します。
なお、レノボはデジタルウェルネスを「デジタル環境のメリットとデメリットを認識し、自分に合った方法でデジタルテクノロジーを使いこなすこと」と定義しています。
この動画を通じて、参加者と視聴者がデジタル環境のメリットとデメリットを認識し、自分に合ったデジタルテクノロジーの活用方法を見つけ、ウェルビーイングの方向性を見出すきっかけになることを期待しているとのことです。
また、NPO法人「あなたのいばしょ」が運営する24時間365日無料かつ匿名で相談可能なチャット相談間口を始め、望まない孤独を解消するための支援も提供します。
一般的な相談窓口は電話や対面ということが多いですが、デジタルネイティブな若年層は電話や対面などのコミュニケーションが苦手で、チャットのほうが気軽に利用できるということも(若年層ではありませんが、これには深く同意します)。このため、あなたのいばしょの相談窓口はチャットオンリー。世界中に1000名の相談員がおり、時差を利用して24時間対応を実現しています。
なお、5月は「孤独・孤立対策強化月間」とのことで、5月31日まで特設メタバース「ぷらっとば~す」が開設されています。
VRChatなど、メタバース上のコミュニティ空間はいくつかありますが、コミュニケーション圧力のようなものを感じることも。これに対してぷらっとば~すは、「同じ空間でいろいろなコンテンツに触れて、それぞれ”ぷらっと”帰っていく。そんなゆる~くつながれる場所」とのこと。
ぷらっとば~す内では、相談員に悩みの相談なども可能です。
このほか、レノボのデジタルウェルネスアンバサダーとして、タレントの井上咲楽さんの就任式も行われました。