EdgeのレンダリングエンジンをCromiumベースに変更しようとしていると報じられていたMicrosoftですが、12月6日(現地時間)にブログを更新し、その噂を認めました。EdgeをChromiumベースに変更するとのことです。
ブラウザとしては引き続きEdgeとして提供されます。Edgeとは別の新ブラウザを作るのではなく、現在のレンダリングエンジンであるEdgeHTMLを完全に置き換える形です。ようするに、事実上のEdgeHTML終了宣言です。
変更の理由については、全てのWEB開発者にとってWEBの断片化を少なくするためとのこと。というのはおそらく建前で、EdgeHTMLに見切りを付けたというのが正直なところでしょう。また、macOSなど他プラットフォームへの移植性も意識しているようです。
なお、Chromiumへの移行後もEdgeでサポートしていたInternet Explorerの互換性は維持するともしています。企業や公官庁など、いまだにIEしかサポートしていないようなサイトも当面は安心できそうです。
WEB開発者にとっては、気にしなければいけないブラウザ(レンダリングエンジン)が1つ減るのは朗報かもしれません。
ChromiumベースのEdgeは、2019年初頭にはプレビュービルドが提供されるとしています。
(source Microsoft)