Microsoftは3月6日（現地時間）、Windows Insiderプログラムに「Canaryチャネル」を追加しました。従来のDevチャネルユーザーはCanaryチャネルに自動以降されており、それとは別にDevチャネルがあらためて追加されています。
ベータチャネルとリリースプレビューに変更はなく、各チャネルの説明としては下記のようになっています。
- [NEW！】Canaryチャネル。高度な技術力を持つユーザーに最適。開発サイクルの早い段階で、最新のプラットフォームの変更をプレビューすることができます。これらのビルドは不安定である可能性があり、限られた、または全くないドキュメントでリリースされます。
- [REBOOTED!] Devチャネル。熱狂的なファンのための理想的なチャンネルです。Windows 11 のプレビュー ビルドにアクセスし、新しいアイデアのインキュベーションや長期的な機能開発を行います。荒削りな部分や安定性に欠ける部分もありますが、ご了承ください。
- ベータチチャネル。アーリーアダプターに最適です。この Windows 11 ビルドは、Microsoft によって検証されたアップデートが含まれており、Dev Channel からのビルドよりも信頼性が高くなります。お客様のフィードバックは、このチャンネルで最大の効果を発揮します。
- リリースプレビューチャネル。修正プログラムや特定の重要な機能をプレビューし、一般に公開される前にWindowsの次期バージョンにオプションでアクセスしたい場合に最適です。このチャンネルは、商用ユーザーの方にもおすすめです。
Devチャネルの役割はあまり変わってはいませんが、Canaryチャネルはより早い段階での開発ビルドを試す場となるようです。また、「Windows 11」ではなく「最新のプラットフォーム」とされていることから、最近噂の出ていたWindows 12に関連した機能のテストも実施されるのではと思います。
ちなみに、Canaryチャネルというとデイリーアップデートなイメージがありますが、Windowsに関しては毎日のアップデートは行わないとのこと。ただ、将来的により頻繁にリリースする可能性はあるとのことです。
なお、Canaryチャネルにはビルド番号25000番台（従来Devチャネルでリリースされていたもの）、Devチャネルには23000番台（新設）、ベータチャネルには22000番台（変わらず）がそれぞれ配信され、通常、ビルド番号が下のチャネルに移るには、Windowsをクリーンインストールする必要があります。ただ、いまのところCanaryからDevへはそのまま変更が可能です。今後、Devチャネル向けに23000番台のビルドが配信されると移行不可になると思うので、CanaryからDevに移りたい人は早めに変更しておいたほうがいいかもしれません。
Source: Microsoft
