以前、Kickstarterでクラウドファンディングを実施していた際に紹介したタブレットやスマートフォン用薄型タブレットスタンドの「MOFT X」。いつの間にかMakuakeでもキャンペーンを開始しており、今回そのサンプルをレビュー用に提供頂きました。
あらためて紹介すると、MOFT XはノートPC向け薄型スタンドMOFTをスマートフォンやタブレット向けにしたもの。スマートフォン用、タブレット用、ミニタブレット用の3種類があります。
まずはスマートフォンスタンド。サイズは64 x 105mmで、iPhone 11 ProやPixel 4にぎりぎり貼り付けられるサイズです。
粘着シートで貼り付けるので、表面が凸凹しているようなケースでは貼り付きません。粘着力はかなり強力ですが、跡が残るようなことはありませんでした。約500回の貼り直しが可能とのこと。
スタンドを折り曲げることで、スマートフォンを縦、あるいは横向きに置くことが可能。
手に持つ時には、スマホリングのように手や指を通すことで、持ちやすくする効果もあります。
なお、スマートフォンスタンドのみ、背面にカード入れが付いています。カードを3枚まで収納可能ですが、3枚入れるとかなり取り出しにくくなるので、2枚あたりが現実的。ちなみに、Suicaなどを収納したまま利用することはできません。
スタンドには鉄板が入っているので、付属の磁石シートを使って壁などに貼り付けることも可能です。ただ、スタンド側が磁石になっているわけでは無いので、それ自身で冷蔵庫に貼り付いたりはしません。
そして、この鉄板が入ってるために、MOFT Xを装着した状態ではワイヤレス充電も行えません。試していませんが、この位置にNFCがある機種ではおサイフケータイ機能も利用できないでしょう。iPhoneは上のほうにあるので大丈夫なようです。
続いてタブレットスタンド。サイズとしては210 x 150mm。10インチ~13インチに対応しており、iPad Proにピッタリのサイズです。一回り小さいタブレットスタンドminiは171 x 116mm。8インチにタブレットにちょうど良いサイズです。
構造自体はどちらも同じで、縦向きに3つ、横向きに3つの置き方ができます。
最後の横向きでさらに折った状態は、下記のようになっています。正直、この状態に折るのにひと手間かかるので、どうしても浅い角度で使いたい場合以外には、あまり使わないかなという印象です。
スマートフォン用を含め、 縦向きの時に最上部を押すと倒れそうになりますが、それ以外では画面タッチ時にもグラついたりせず、安定しています。
iPad ProやFire HD 8も、スマートフォンと同じようにスタンド部を持つことで、片手で保持しやすくなります。
正直なところ、iPad ProだとFolioケースなど、キーボードを使えるケースを使う人が多いと思うので、MOFT Xの出番は少ないかもしれません。ただ、それ以外のスマートフォンスタンド、タブレットスタンドminiはかなり使い道が多そうです。
ワイヤレス充電を行えないのが難点ですが、そこをスタンド機能とのトレードオフで受け入れられるかどうかで、評価が変わりそうです。