スマートフォンをPCのように使うというコンセプトのMotorolaのwebtop。一時期はかなり人気があった（一部のハードユーザに……という但し書きは必要ですけど）のですが、どうやら公式にプロジェクトが終了してしまったようです。CNETがmotorolaに確認したとのことで、新機種である Photon Q、Droid Razr M、Droid Razr HD、Droid Razr Maxx HDにはもはやwebtopは入っていないそうです。
家ではPCのライクに使い、外出時は同じデータが入ったスマートフォンだけを持ち出すというコンセプトは実用的だと思ったし、とても未来的な感じで期待していたのですが製品の成熟が追いつかなかったというのと、市場ニーズもそれほどではなかったというのが敗因のようです。また、Android自体がdesktoplikeな機能を実装しはじめているのも廃止理由に挙げられています。Android本体が実装を始めたということはコンセプトの方向性は間違っていなかったということでもあるので世に出すのが早すぎたということでしょうかね。
Motorola’s Webtop app helps users extend their smartphone experience to larger screens. While consumers around the world have adopted Webtop and the concept spurred a lot of innovation in the industry, the adoption has not been strong enough to justify continued resources being allocated to developing Webtop on future devices. We have also seen development of the Android operating system focus on the inclusion of more desktoplike features. Beginning with Photon Q and Droid Razr M/Droid Razr HD/Droid Razr Maxx HD, we will no longer be including Webtop on our products moving forward.
ところで、Webtopと似たようなコンセプトなclambook、年末発売予定なのですが今回のMotorolaの決定はなにかしら影響を与えるのでしょうか？
