耳を塞がないイヤホンはいろいろと出てきていますが、また一つ面白い製品が登場しました。「Mu6 Ring」というヘッドセッで、そのサンプルをレビュー用に提供いただきました。
耳を塞がないタイプは、耳にはめたり、イヤーカフだったりと、その装着方法に工夫があるものがほとんど。
その意味では、Mu6 Ringも装着方法は独特です。パッケージ写真にあるとおり、後頭部からはめる形で装着します。
スピーカーは先端部分に搭載。見た目的に骨伝導っぽいですが、普通にスピーカーです。首や肩に掛けるネックスピーカーを耳元に装着しているイメージ。
この先端部分が稼働(最大で100度くらい)し、耳の位置にあわせて調整します。フレームが前後に伸縮はしませんが、この角度調整により、ある程度のサイズはカバーできます。髪の量が多い人でも問題はないと思います。
実際に装着すると下図のような感じ。締め付けられるような圧迫感はありませんが、内側に滑り止めのシリコン(?)があるので、簡単にずれてしまうようなことも無さそうです。
ただ、私のものは問題ありませんでしたが、メガネによってはツルが邪魔になりそうな気もします。
ちなみに、右側に電源ボタンやボリュームを操作できるコントロール部があります。
充電部も右側にありますが、残念ながらmicroUSBです。なお、連続再生時間は約10時間とのこと。
地味にマルチポイント対応
このMu6 Ringですが、Amazonの販売ページなどでもとくに触れられていませんが、2台同時接続のマルチポイントに対応しています。メディア再生が先勝ちなのは、他のマルチポイント対応デバイスと同じ。一旦再生を停止、他のデバイスで再生を開始すれば、そちらの音が聞こえます。
ただ、私の環境の問題という可能性もありますが、片方のデバイスで音楽再生中にもう片方に着信があった場合、着信音はなるもののそのまま応答しても通話はできませんでした。一旦音楽再生を停止し、その上で着信応答すれば、そのまま通話も可能です。
期待する動作は、着信があれば音楽再生が一時停止し、そのまま応答。通話が終われば再生が再開することなので、ちょっと注意が必要です。
音質はそれなり
肝心の音質ですが、オープンエアーということもあり、正直それなり。低音の迫力はまったくありませんが、中高音は意外と綺麗に聞こえます。ただし、ボーカルと背景音との分離が悪く、声が埋もれがち。動画を見る分には困りませんが、歌詞を楽しむと言うより、BGM的に自分にしか聞こえない音楽を流し続けるのに向いている気がします。もともと、スポーツ向けをうたうヘッドセットですしね。
ちなみに音漏れに関しては、常識的な音量で聞く限りは、ほとんど気になりません。静かな環境ではすぐ隣にいる人になら聞こえてしまいますが、2mも離れればまったく問題はないでしょう。
Mu6 Ringは、Amazonでは7980円。3月31日までは10%オフで購入可能です。また、クーポンコード「XJ9GPKED」でさらに5%オフ。最終的に6783円で購入できます。