日本でも11月11日発売とアナウンスされた、Logicoolのコンパクトキーボード「MK Keys mini」。相変わらず国内版はJIS配列のみですが、米AmazonからUS配列版を購入してみたので、簡単に紹介します。
MX Keys miniは、フルサイズのMX KeysからテンキーとINSやHOMEといったファンクションキーを省いた60%キーボード。60%の小型キーボードだと、F1~F12のキーは省かれて数字キーとのコンビネーションになりがちですが、MX Keys miniではしっかりと独立しています。
キーボード自体に適度な傾斜がつけられていますが、それ以外にキックスタンドなどはありません。
キーボード右上に電源スイッチとUSB-Cポートがあるのみ。なお、USB-Cは充電用で、USB接続では利用できません。
背面は下図のような感じ。
接続はBluetooth。キーボード上から3台を切り替えて利用できます。
LogiのUnifyingレシーバーには対応していませんが、代わりに新通信技術のLogi Boltに対応しています(レシーバーは別売り)。Logi Boltは、これまでも法人向け製品で採用されていましたが、それが個人向けにも広がってきた形です。ちなみに、従来の Unifying製品との互換はありません。
キーボードの配置自体は変わったところはありませんが、フルサイズのMX Keysにはない新しいキーとして、F6にディクテーション、F7に絵文字キーボード、F9にマイクミュートが割り当てられています。
ディクテーションは要するに口述筆記。「Win+H」と同じものです。絵文字キーボードは「Win+.」、マイクミュートはそのまま、マイクのオフです。
肝心の打ち心地ですが、ストロークが浅くポンポンと気持ちよく打てます。クリック感も程よくあり、コンパクトキーボードにありがちな、スコスコ感はありません。
配列もカーソルキーが変則的なくらいで、他はいたって普通。特に違和感もありません。コンパクトキーボードとしてはかなり優秀ではないかと思います。
実測で重さが500gほどあるので、気軽に持ち運べるとは言えませんが、iPadやiPad miniとあわせて使うにも良さそうです。