現在、人類を火星に送るべく、火星探査が盛んに行われていますが、火星よりもまず先に金星に行くべきじゃない?という案をNasaが考えているようです。
地球との距離は、金星は最も近いとろこで約4000万Km、火星は十数年に1度の大接近でも5000万Km以上と金星のほうが近いです。金星には大気の存在も確認されており、地球によく似た姉妹惑星とも言われています。ただし、金星の地表近くでは約92気圧、温度は500度とちょっと近寄りがたい感じになっています。
ですが、地表から約50Km上空では重力は地球よりもわずかに低く、大気圧は地球とほぼ同じ。放射線の影響もカナダと同程度という環境になるのだそうです。
そこで、金星の上空に飛行船を浮かべて各種調査活動を行おうというのがNasaが考えた案。火星の有人調査の練習としてもちょうどいいのではないかと考えているみたいです。
いずれは地上に一度も降り立つことのない超大型飛行機(雪風のバンシーみたいな)を作って……とかだと面白いですね。
まぁ、火星でも金星でも、Gを連れて行ってしまい超進化して人類と戦うみたいなことにならなければどこでもいいです。でも手っ取り早いのは月な気がするんだけど、だめなのかな?
(via The Verge)
(source IEEE Spectrum)