NECパーソナルコンピュータ(NECPC)が、同社のLAVIEブランドノート史上、最高峰のパフォーマンスを追求したというフラッグシップノート「LAVIE NEXTREME Infinity」を発表しました。市場想定販売価格は27万4780円。
2022年はPC-9801の発売から40周年ということで、これまで様々な施策が行われていました。LAVIE NEXTREME Infinityもこの40周年を記念したアニバーサリーモデルという位置付けで、4000台の数量限定での発売となります。
PC-9801の40周年アニバーサリーモデルではありますが、「PC-9801を復元するのではなく、今にあった最高のPCを作るとしたどういうものになるのかということを突き詰めて考えた製品」とNECPCの河島氏は説明していました。
16.0型ワイド(3840×2400ピクセル)の有機ELで、4辺狭額縁ディスプレイを搭載。色域はDCI-P3 100%、コントラスト比10万:1、HDR 500 True Blackに対応しています。
CPUは第13世代Core i7-13700H(NEC DirectではCore i9-13900H、Core i5-13500H選択可能)で、dGPUとしてintel Arc A570Mを搭載します。RAMは16GB(NEC Directでは64GB/32GBも選択可能)、ストレージは1TB(NEC Directでは512GB/2TBも選択可能)。
インターフェースはThunderbolt 4(USB Type-C)、USB Type-A×2、HDMI、LANコネクタ(RJ45)、3.5mmオーディオジャック、SDカードスロット(フルサイズ)。
キーボードは「高級車のシートに座ったようなフィット感」を再現したというチルト&ステップスカルプチャ設計を採用。
シリンドリカルキートップにはプレミアムコーティングが施されており、手触りも良好です。
面白い機能としては、LAVIE史上初だという「バ美肉(VTuber)機能」をプリインストール。アバターアプリの「3tene FREE」、ボイスチェンジャーの「Viudol2」、配信アプリの「OBS Studio」に、VTuberのはじめてガイドが付属しており、だれでも簡単にVTuberを始められるとしています。
実際に、LAVIE NEXTREME Infinityのプレゼンはこの機能を利用し、NECの中の人がVTuberとして実施されていました。今回作られたアバターは、今後公式VTuberとして活動するかもしれないとのことです。
もう1つの特徴的な機能は、PCとしては初めてバイオレットレットライトを搭載していること。
太古の昔には、よくキーボードライトが搭載されていた位置に新開発のバイオレットライトLEDを搭載します。
バイオレットライトは、紫外線(UV)のちょっと手前、360~400nmの波長の光のこと。この波長の光を浴びることで脳の視床下部が活性化するほか、視力回復の効果も確認されているとのこと。
太陽光には含まれている波長ではあるものの、紫外線と同時に窓でほぼ遮断されてしまうので、室内では浴びることのない光とのことです。もっとも良いのは屋外で2時間程度過ごすこととのことで、実際に台湾では小学校で1日2時間の屋外活動を義務化したところ、世界で初めて近視率が下がった国になったとのことです。