Googleの巨額投資などで一躍話題となった謎のARベンチャーMagic Leap。その初の製品がやっと発表されました。
発表されたのはMagic Leap OneというARゴーグル。一般的なVR、MRゴーグルよりもコンパクトで、ちょっと水中眼鏡っぽさもあります。
その特徴は、Digital Lightfieldという技術。具体的なことはわかりませんが、他のVR、MXゴーグルとは違い、自然光とシームレスに調和し、現実のオブジェクトと変わらない表示を可能にするとのこと。これにより、長時間の使用でも目が疲れないとしています。
また、複数のセンサーを使い現実空間を検出し、デジタルオブジェクトをその場に固定することも出来るとのこと。例えば、本物のディスプレイの横にバーチャルディスプレイを表示した場合、他の場所に移動してもディスプレイはそこに留まっており、戻ってくれば再度使えるという感じです。たしかHolo Lensでも出来た気がしますが、かなり便利そうです。
なお、ゴーグル単体で完結しているわけではなく、有線接続の本体が必要。この中にバッテリーやCPU、GPUなどが詰まっているようです。
以前リークしていたプロトタイプからはだいぶ小型化してますね。
SCOOP!!! This is the FIRST PUBLIC PHOTO of MAGIC LEAP https://t.co/6hPEMe6eCg pic.twitter.com/oWKBJvKmza
— Thanos' Little Helper (@redletterdave) 2017年2月11日
今回発表されたのはCreator Editionとのことで、ようするに開発者向けのバージョンです。2018年春にリリース予定ですが、価格は未定。
最近はVRがなりを潜めて、MicrosoftのMRヘッドセットが勢いを増していますが、Magic LeapがリリースされるとAR、MR系への流れがさらに加速しそうです。
(source Magic Leap)