Acerが以前から噂の出ていたChrome OS搭載タブレット Chromebook Tab 10(D651N)を発表しました。K-12(幼稚園から高校まで)の学生・教師向けに設定されたタブレットで、北米では4月に329ドル(約3万5000円)で発売されます。
画面サイズは9.7インチで2048×1536。Galaxy Note8のSペンと同じ、ワコムの電磁誘導方式(EMR)スタイラスに対応し、そのスタイラスは本体下部に収納可能です。
SoCはChromebook向けに開発され、SamsungやASUSなども採用するRockchipのOP1を搭載。RAM4GB、ストレージ32GB、と通常のChromebookと変わりがない仕様となっています。ちなみにバッテリは約9時間持つとのこと。
また、Googleの教育向けAR環境「Expeditions AR」にも対応予定。Expeditions ARは、教室内を3Dマッピング、その中に火山やハリケーン、DNAなどの3Dオブジェクトを配置。生徒が近づいたり回り込んだりして、自由に観察できるというものです。
Chrome OSなタブレットが出るとの噂を聞いたときはAndroidで良くないだろうかとも思ったのですが、教育機関向けであれば一元管理もしやすくメリットは大きそうです。
現状のChrome OSはタブレットモードではマルチウィンドウも使えず、あまり使いやすいとは言えませんが、画面分割はテストされているようです。タブレットが正式なフォームファクタとなったので、今後は使い勝手が向上していくかもしれません。