GoogleのAI実験室、AI Experimentsで絵を描き始めると次に引く線の位置を予想する「Scrying Pen」が公開されました。どんな絵にも対応するわけではなく、下記初めに犬、猫、熊、ヨガ……などのモデルを選択する必要はあります。
Scrying Penは、2016年にGoogleが公開したQuick Draw!で得られたデータを利用したもの。Quick Draw!はお題に沿って絵を描き、AIがそれを当てさせるというイラスト当てゲームです。この時に入力されたデータを使い、次にどこに線を描くのかをニューラルネットワークのsketch-rnnが予想。リアルタイムに線を示していきます。
なので、「Quick Draw!のときはこういう線が引かれた」というだけなので、予想線に従って絵を描いても上手い絵が描けるわけではありません。
これで何ができるわけではありませんが、AIがどのように認識しているかを見ることが出来るのは、それなりに面白いかもしれません。
なお、おなじくQuick Draw!のデータを使ったものとしては、描かれたものを認識してプロのイラストに置き換えてくれるAutoDrawもリリースされています。
(via Android Police)
(source AI Experiments)