これも音声AIアシスタントの脆弱性でしょう。アメリカの人気アニメ「サウスパーク」の音声に反応して、Alexaが買物リストを追加するという事案が発生しています。
サウスパークはブラックジョークや社会風刺などで人気のショートアニメですが、以前から度々Alexaをネタにしています。そんなサウスパークを流しているTVの前にEcho dotを置いてみたら、正しくセリフに反応してショッピングリストへのアイテム追加が行われました。
South Park messing with Alexa #SouthPark #Alexa pic.twitter.com/4qtJkwQJ6R
— Moritz Wittmann (@MoritzWittmann) 2017年9月14日
「正しく」というのは、間違ってセリフに反応したわけではなくアニメ内のセリフ「Alexa, add “scrotum bags” to my shoping list.」に反応したから。
スマートスピーカーがTVの声に反応するというのは以前から言われていたことですが、ここまで綺麗に反応するのはちょっとびっくりです。
今後、スマートスピーカーが普及するとテレビの近くに置かれることも増えるだろうし、なんらかの対策が必要になりそうです。TVCMで自社製品を買物リストに追加させることもできますね。ものすごく叩かれそうですが。
なお、Amazon EchoはAlexa以外にも呼び方(ホットワード)を変更することも可能です。とりあえずデフォルトの呼び方から買えておく、というのが簡単な自衛策かもしれません。
ちなみに、Goolg Homeは呼びかけた人の声を聴き分けることが可能。Googel Homeであればこの問題はおきないのかな?
(via TechCrunch)
(source Twitter)