昨日予告されていたとおり、Android 8.1が正式にリリースされました。現在、一部のNexusやPixelなど対応デバイス向にFactoryイメージ、OTAイメージがダウンロード可能となっています。
Android 8.1では以前話題になった絵文字の修正のほか、Neural Networks API(BBAPI)が利用可能に。機械学習にはネットワーク上のサーバーなどを使うのが一般的ですが、NNAPIはAndroidデバイス上で機械学習などの演算を行います。もちろん、ある程度絞った(開発者が定義した)内容に限られますが、応答速度やネットワークが繋がらない場所でも利用可能などのメリットがあるとのこと。反面、バッテリーの消費が増え、アプリサイズも大きくなるので注意が必要とのこと。
開発者向けの話ではありますが、「Android 8.1はAI-firstに向かっての第1歩」とのことなので、今後、これを活かしたどんなアプリが登場するのかは楽しみにしておきたいと思います。
No need to flip out 😉 The new #Android cheeseburger emoji is fresh off the grill. Rolling out now with #AndroidOreo 8.1. pic.twitter.com/VecvloQlCj
— Android (@Android) 2017年12月5日
また、目玉としてはAndroid Oreo(Go Edition)のリリースです。RAMが1GB未満の低スペック端末向けに最適化された物ですが、フォークバージョンではなく、サブセット的な扱いのようです。Files Goなど一部のアプリはGoogle Playからダウンロードし、通常バージョンの端末でも利用可能です。
なお、Android 8.1のFactory Image、OTA Imageが公開されているのは下記の7機種。
- Pixel 2 XL
- Pixel 2
- Pixel XL
- Pixel
- Pixel C
- Nexus 6P
- Nexus 5X
対象機種には近いうちにアップデートが降ってきます。
(source Google Developer Blog, Factory Image, OTA Image)