Y!mobileから日本初となるAndroid One端末「507SH」が発表されました。
発売は7月下旬になるとのことです。
Android Oneとは?
Android Oneはもともと2014年に新興国向けの低価格端末としてリリースされました。
しかし現在では低価格端末というだけでなく、「Googleが考えるシンプルなAndroid体験を提供する端末」と位置付けられており、世界21か国で提供されています。
端末自体は、各国のメーカが独自に販売することができますが、アップデートはキャリアや端末ではなく、Googleが行います。
このため、独自仕様の端末とはいえ、Android自体は素のもので、Nexusに近い感じです。
また、18か月に最低1回のアップデートが保証されているほか、毎月のセキュリティアップデートも配信されます。
参考:Android One, always the latest from Google
日本初のAndroid One「507SH」
今回発表された507SHはシャープ製のミドルクラス端末です。
デザインやスペックをみるとauのAQUOS U SHV35がベースでしょうか。
507SH | SHV35 | |
---|---|---|
ディスプレイ | 5インチ | 5インチ |
解像度 | 1280×720 | 1280×720 |
プロセッサ | Snapdragon 617 1.5GHz×4コア+1.2GHz×4コア |
Snapdragon 617 1.5GHz×4コア+1.2GHz×4コア |
RAM | 2GB | 2GB |
ストレージ | 16GB+microSD(最大200GB) | 16GB+microSD(最大200GB) |
バッテリ | 3,010mAh | 3,010mAh |
高さ | 142mm | 141mm |
幅 | 71mm | 71mm |
厚さ | 8.8mm | 8.3mm |
重さ | 135g | 128g |
カメラ | 13.1MP/5MP | 13.1MP/5MP |
防水防塵 | IP55/58 | IP55/58 |
ワンセグ | ○ | ○ |
NFC | ○ | ○ |
Felica | – | ○ |
507SHはNFCには対応していますが、Felicaは非搭載のようなので、おサイフ機能には非対応ですね。
Felicaを搭載してしまうとカーネルなどがAOSP版のAndroidとは変わってしまうため、Android Oneとしては非対応にするしかなかったのかな?
SIMフリーで出して欲しかった
スペックや仕様を眺めて見ると、価格次第ではあるのですが、キャリアが販売する端末としては微妙ですね。
auのSHV35のようにエモパーなどの独自仕様を追加するならキャリアの出すミドルクラスとしてはアリだと思います。
ただ、Android OneのようなAOSP版のミドルクラスをキャリアが出す必要はあるのかな?
Y!mobileは以前からNexusを積極的に販売しているので、その流れでAndroid Oneもというのはわからなくはないのですが、ちょっとモヤモヤします。
間違いなく話題にはなるので、キャリアのいい宣伝にはなるのでしょうけどね。
個人的にはSIMフリーで出して欲しかったところです。
(Source プレスリリース)