米国でAnkerがUSB Type-Cケーブルのリコールを行っているそうです。
AnkerのUSB Type-Cケーブルがリコール
対象となっているのはA8185011という両端がUSB Tyep-Cになったケーブルの第2世代モデルで、調べた限りでは日本では販売されていないようです。
⇒ 米Amazon
このケーブルの購入者に対して、全額返金を行い、改良品がリリースされた無償提供する旨のメールが送付されているとのこと。
リコールの原因事象
リコールの原因となった現象ですが、下記のようなものです。
- 急速充電に対応した充電器を使い、急速充電に対応した端末(Pixcl Cとか)を充電。
- その後、端末側からケーブルを抜く(このとき充電器側は接続したまま)。
- 急速充電に非対応な端末(Nexus 5Xとか)へ挿す。
- 本来は5Vで給電しなければいけないが、先の端末の設定(15V、20V)のまま給電を行ってしまう。
ということで、最終的に端末を破壊してしまう可能性があるということです。
一度充電器から抜いたり、それぞれのデバイス単体で利用する分には問題は発生しません。
日本では未発売
上記のA8185011は日本では未発売となっています。
日本で発売されているAnkerの両端がUSB Type-Cのものは、A8181021というのがありますが、すでにディスコンになっている模様です。
日本では両端がUSB Type-Cというのはあまり需要がない気もしますが(Mackbookがあるのでそうでもない?)、同種のケーブルはAukeyが販売しています(Ankerの偽物ではありません)。
まだまだ過渡期なUSB Type-C
USB Type-C絡みでは規格に合っていないものやそれ以前の問題な粗悪品までいろいろと問題が出てきていますが、Googleの中の人 Benson Leung氏が積極的にレビューを行ってくれています。
今回のAnkerのケーブルも、同氏が問題を指摘していました。
USB Tyep-Cはまだまだ過渡期という感じです。
ただのケーブルを複雑化してしまったのが原因なんでしょうかね?
(via Android Police)
(source Google+)