すでに「カセットテープを見たことがない」という世代がいるような気もしますが、そんなカセットテープを利用するコンパクトな携帯プレーヤー「Elbow」が開発中です。
カセットテープは2つのリールで磁気テープを巻き取り、上部にあるヘッダ(下図の1)で内容を読み取るという仕組み。通常はテープを安定して走行(一定の速度で走行)させるために、ピンチローラーなど多くの部品が必要になります。
しかしElbowでは片側のリールにのみ装着し、上部にもヘッダしかありません。このヘッダ部分に光学センサがあり、テープの走行速度を検出。これにより再生レートや走行速度などの各種設定を微調整することで安定した再生を実現するとのこと。
本体前面にホイール上の操作部があり、左に回転するとボリューム調整、右に回転すると再生と早送りができます。
カセットテープの構造上、巻き戻しには対応できませんが、テープを入れ替えたり、使用する穴を変更すれば大丈夫。もちろん、カセットテープのA面B面の再生にも対応できます。
充電はmini-USB!なにもそこまでなにもそこまで昔懐かしいものにしなくてもという気はします。
そんなElbowはまだコンセプト段階で、製品化の予定などは未定です。
今更カセットテープ・・・と思わなくもないですが、アナログレコードが人気だったりするので一定の需要はあるのでしょう。おじさん世代の青春の遺産が息を吹き返すときかもしれません。
(source elbow)