最近妙に重いと思っていたChromeブラウザ。どうやら気のせいだったわけではなさそうです。Googleが5月末にリリースしたChrome 67で、メモリ使用量が10~13%増加していることを明らかにしました。
Chrome 67では、今年の初めに大問題となったSpectre対策として、サイト分離という機能が実装されています。かいつまんで平たく説明するならば、1ドメイン1プロセスで動作させ、別プロセスのデータを読み取れなくすることで、とあるウェブサイトから別のサイトの情報を読み取れなくするというもの。
Chrome 67のリリース時からメモリ使用量が若干増えるという話はありましたが、1割増しになっているとは思いませんでした。なお、メモリ使用量は、当然ながらタブを多く開くほど増えていきます。
なお、この機能はAndroid版Chromeにはまだ実装されておらず、Chrome 68で有効になるとのこと。また、引き続き最適化を行い、迅速かつ安全に保つために引き続き努力するとしています。
(via Android Police)
(source Google, Chromium)