Googleが6月28日にリリースすると予告していたものの、公開が延期になっていた新ツール「バックアップと同期」が正式公開されました。
このツール、従来のデスクトップアプリGoogleドライブとGoogleフォトに代わるもの。現在、どちらのアプリをダウンロードしようとしても、この「バックアップと同期」がダウンロードされるほか、既存アプリのアップデートでもこれに置き換わります(更新後にPCの再起動が必要)。
機能としては、まさにGoogleドライブとGoogleフォト(のアップローダー)を合わせたようなもので、従来の設定をそのまま引き継ぎ可能。そして新たな機能として、指定したフォルダをバックアップすることができるようになりました。
このバックアップ、PCの好きなフォルダ(デスクトップとかマイドキュメントとか)を指定してGoogleドライブにリアルタイムにバックアップできるというもの。ただし、バックアップをするだけで、他のPCと同期したりはできません。同期を行えるのは引き続きGoogleドライブフォルダのみとなります。
WEBのGoogleドライブ上では、下図のようにバックアップをしたPC毎にフォルダが分けられています。Android端末のバックアップも似たような感じで表示されていますが、それとは違い、バックアップした個々のファイルにもアクセス可能です。
あくまでも万が一に備えてバックアップをするだけですが、WEBからはアクセス可能なので、デスクトップフォルダのバックアップを取っておけば、出先で「あの資料、自宅のPCのデスクトップ画面に置いちゃった!」という場合には役に立ちそうです。
なお、バックアップに際してGoogleドライブの容量は普通に消費するので、無料プランだけでは厳しいかもしれません。