昨年8月、GoogleがFuchsiaという新しいOSを開発しているという情報が流れました。しかし、その後は特に話題にならず、立ち消えたのかと思っていたのですが、しっかりと開発は継続していたようで、そのFuchsiaのUIがArs Technicaに掲載されています。
このUIは「Armadillo」と呼ばれており、垂直スクロールが基本となっています。デザイン的にはGoogleのマテリアルデザインを採用しています。
AndroidやChrome OSはLinuxをベースとしていますが、Fuchsiaは「Magenta」という独自のマイクロカーネルを使用しているとのこと。このため、Androidとの直接的な互換はないのですが、FuchsiaのUIはクロスプラットフォームのFlutter SDKで書かれており、ソースをコンパイルすればAndroidでも動作するようです。
そして実際に動作させた様子をHotfix.netがYoutubeで公開しています。
まだダミーのカードが表示されるだけですが、ソースのReadmeを読むと、ここにはアプリケーションなどが表示されるようです。
Conceptually a story is a set of apps and/or modules that work together for the user to achieve a goal.
ということなので、その時々に応じて、動的に表示が切り替わるのでしょう。Google Nowのカード表示みたいなイメージですかね。
Fuchsiaがこの先どうなるのか、Androidと共存するのか置き換わるのかなど、まだわからないことだらけではありますが、来週から始まるGoogle I/Oでなんらかの説明はあるのかもしれません。
(via Android Authority)
(source Ars Technica, Hotfix, Github)