GoogleがNexusに代わる新端末PixelとPixel XLを発表しました。
Snapdragon 821を搭載したハイエンドモデル
発表されたPixel、Pixel XLはプロセッサとしてSnapdragon 821を搭載したハイエンドモデルです。
ただ、他社フラッグシップモデルでは6GBも珍しくなくなってきているRAMは4GBに留まっています。
なお、PixelとPixel XLでは、ディスプレイとバッテリのサイズが異なるだけで基本的に同じ仕様となっています。
Pixel | Pixel XL | |
---|---|---|
ディスプレイ | 5インチ AMOLED | 5.5インチ AMOLED |
解像度 | 1920×1080 | 2560×1440 |
プロセッサ | Snapdragon 821 | snapdragon 821 |
RAM | 4GB | 4GB |
ストレージ | 32GB/128GB | 32GB/128GB |
バッテリ | 2,770mAh | 3,450mAh |
メインカメラ | 12.3MP IMX378 | 12.3MP IMX378 |
フロントカメラ | 8MP IMX179 | 8MP IMX179 |
高さ | 143.8mm | 154,7mm |
幅 | 69.5mm | 75.7mm |
厚さ | 7.3~8.5mm | 7.3~8.5mm |
重さ | 143g | 168g |
USB | Type-C 3.0 | Type-C 3.0 |
Bluetooth | 4.2 | 4.2 |
NFC | ○ | ○ |
DxOMarkでスマートフォン史上最高得点の89を獲得
Pixelのカメラは、各種カメラの性能を評価しているDxOMarkで89とスマートフォンでは過去最高得点をマークしています。
なお、これまでの最高得点はHTC10、Galaxy S7 edge、Xperia X Performanceの88でした。
なお、Pixelに搭載されているSonyのイメージセンサ、IMX378は先日発表されたXiaomi Mi 5Sも採用しています。
新しいパーソナルアシスタント Google アシスタントに対応
すでにGoogle Alloでは単体で利用可能になっているGoogleアシスタントですが、スマートフォンとしてはPixelが初めて正式対応します。
従来のGoogle Nowを拡張し、AppleのSiriのように受け答えができるように進化しています。
日本での発売は未定
Pixel、Pixel XLはアメリカ、カナダ、オーストラリア、ドイツ、イギリスですでに予約が開始されており、10月20日に発売となります。
インドでも10月13日から予約を開始するということです。
価格は、Pixel(32GB)が$649、Pixel XL(32GB)が$769で、128GBモデルはそれぞれ$100増しとなります。
残念ながら日本は対象となっていませんが、日本に限らず非英語圏は一次販売国に入っていないため、ウリの一つであるGoogleアシスタントが英語以外に対応していないためと考えられます。
このため、日本で出るとしてもGoogleアシスタントが日本語に対応してからということになりそうです(そもそも出ないという可能性も高いです)。
米国のGoogleストアではすでにブルーは在庫なしになっていました。
海外からの購入時は対応周波数に注意
日本で出ないとなると何としてでも手に入れたくなるのが人の性ですが、購入時は米国、カナダ以外からにしたほうが良さそうです。
というのも、北米モデルのみ対応周波数が異なっています。
- 北米モデル
- FDD LTE : B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/20/25/26/28/29/30
- UMTS : B1/2/4/5/8
- 国際モデル
- FDD LTE : B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/21/26/28/32
- UMTS : B1/2/4/5/6/8/9/19
北米モデルでは、LTE B18、19、21が未対応となっており、日本で使うのには少々厳しいかもしれません。
なので購入するなら北米モデル以外ということになりますが、仮にイギリスやドイツから買おうとすると代行業者通す必要があり、付加価値税(VAT)がかかるため、かなり高額になってしまいそうです。
イギリスの場合、Pixel 32GBモデルが£599(約78,000円)。
これに転送料などを加えると9万円超になってしまいそうです。
悩ましいなぁ。
(source Google)