GPD Pocketで発生している、ディスプレイを途中まで閉じるとスリープするけど閉じ切ってしまうとスリープが解除される不具合ですが、その原因となっているホールセンサーの交換方法をGPDが動画で公開しました。
GPD Pocket ホールセンサーの交換方法
細かいコネクタ類の取り外しがあり、注意をしなければいけませんが、特に難しい作業ではなさそうです。
ホールセンサーはマザーボードを外すとみることができます。場所は電源ボタンの部分です。
なお、このホールセンサーの不具合が発生している場合(閉じるとスリープが解除されてしまう場合)、GPDに連絡すると新しいホールセンサーを送ってくれるとのこと。そして交換してもダメな場合は本体を送りかえしての修理が必要になるそうです。
もっとも、スリープは手動で電源ボタンを押して行うので、ディスプレイを閉じたり開いたりした時にスリープ関連の動作を行わない、という解決策もあります。詳細は下記のブログ、MobileHackerzを参照してください。
出荷再開は7月中旬(7月15日?)の模様
現在出荷が止まっているGPD Pocketですが、近々日本向けに200台の出荷が行われるそうです(7月中旬に出荷再開のようです)。まだすべての出資者にいきわたる数ではありませんが、徐々に出荷数も増えていきそうです。
[nlink url=”https://dreamseed.blog/news/gpd-pocket-stop-shipping”]
ちなみに、日本向けの出荷は止まっていますが、Aliexpressでは現在も購入可能なようです。
indiegogoでの出資者を優先すべきでは?という意見もありますが、「本体に不具合が発生した場合、中国内であれば、サポート・交換などが容易に行えるため出荷は継続。日本の場合、そう簡単ではないので改修版が出来てから出荷」という方針なのでしょう。日本からAliexpressで購入した場合のサポートはどうなるんだという話はありますが。
何にしろ、ぼちぼちと出荷は再開されるようなので、もうしばらくの辛抱でしょうか。
クラウドファンディングの注意点
以下余談。
indiegogoのコメント欄を見ると、「金を払ったのだから、早く製品をよこせ」という趣旨の書き込みが目立ちますが、クラウドファンディングと小売りを完全に間違えているとしか言いようがありません。GPD Pocketに注目が集まり、普段クラウドファンディングを利用しない層も飛びついた故なのでしょうけど・・・。
クラウドファンディングを利用する場合は「納期通りには届かない(1年遅れなんてこともザラ)」「そもそも製品が出来上がらないこともある(だけど返金はない)」「製品を買っているわけではない(プロジェクトに賛同し、出資している)」ということをよく理解してからじゃないと、ストレスが溜まるだけだと思います。