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HUAWEI Mate 11(あるいは20)はディスプレイ内蔵指紋センサーを搭載の噂。Qualcommのソリューションを採用、顔認証は中国向け端末でテスト?

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Mate 10 Pro

VivoがX20 Plus UDで初搭載した画面下に埋め込む指紋認証センサーですが、HUAWEIの次期ビジネスフラッグシップMate 11(もしくはMate 20)も同様のセンサーを搭載するようです。ただし、Vivoが使用しているSynaptics社のClear IDではなく、Qualcommの超音波指紋検出ソリューションを採用するとのこと。そしてこのセンサを組み込む最初の端末になるようです。なお、Mate 11(もしくは20)の出荷は第3四半期~第4四半期の予定。

Digitimesによると、Qualcommは超音波センサーを製造するため、タッチスクリーン技術に特化した台湾GISと中国O-film Techと提携したとのこと。Qualcommの超音波センサーは従来のセンサーよりも3倍ほど高価ですが、モジュールの厚みが0.44mmと薄く、800μmのカバーガラスを使用できるのが特徴。従来のセンサーでは200~300μmで、3倍近い厚みに対応可能となります。また、指が濡れていたりする場合も使用できるとのことです。

画面埋め込みの指紋センサーではなく、iPhone Xのように3Dの顔認証を行う方法もありますが、サプライチェーンの情報によると、このセンサーを使用するにはソフトウェアやハードウェアの開発に多大な労力がかかるだけでなく、センサーそのものコストが高く(60ドル台)、なかなか手が出せない様子。これが各社ともノッチは採用するものの、顔認証にまで踏み込んでいない理由でしょうか。

なお、HUAWEIは昨年11月、中国でhonor V10を発表した際にAppleのFace IDによく似た顔認証技術を披露していました。

しかし、この方法は特許侵害のリスクも抱えることになるため、グローバルで販売する端末に搭載するのは消極的なんだとか。このため、グローバルモデルには超音波の指紋センサーを搭載し、中国向けモデルでは顔認証を使うことで市場テストと起訴リスクを回避しようとしているとしています。

顔認証、便利そうですがマスクしていると認識しないなどの問題も指摘されているので、やはり主流は指紋認証でしょうか。ディスプレイ下の指紋センサー、今年は増えてきそうです。

(source Digitimes)

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