IIJがフルMVNOとして、訪日外国人向けのプリペイドSIM「Japan Travel SIM」を4月2日に発売すると発表しました。
従来のMVNOでは、SIMカードがMNO(キャリア)から提供を受け、加入者管理機能などもMNOが担当していますが、フルMVNOでは回線や設備などはMNOのものを使いつつ、加入者管理は自前で行います。これに合わせ、SIMカード自体も自社で発行することになり、海外でのローミングサービスなども提供できるようになるというメリットもあります。
そんなフルMVNOとして発行される「Japan Travel SIM」はデータ容量1.5GBと3GBの2種類。開通から30日間使用可能です。なお、価格はオープン。
フルMVNO化にあたり、端末上に表示されるキャリア名も、従来のdocomoやkddiにかわりIIJとなります。ただ注意点としては、従来のdocomo回線を使ったMVNOであればdocomoのSIMロックがかかった端末でも利用できましたが、フルMVNOでは自前でSIMを発行するため、docomoの端末もSIMロックを解除しないと使えません。完全にSIMフリー端末専用SIMとなります。
もっとも、海外からの渡航者向けなので、docomoの端末を持っている人もいないでしょうけど。
(source IIJ)