アダプタが不要でLightningもmicroUSBもどちらも使えるケーブルとしてKickstarterでキャンペーン中だったLMcableですが、Kickstarterによりキャンペーンが中断されました。なにかしらの違反があったようです。
アダプタ不要でLightningもmicroUSBも使えるケーブル
iPhoneもAndroidもアダプタ不要で利用できるLMcable
LMcableは1つのコネクタにAppleのLightning、そしてAndroidで使われるmicroUSB両方の端子がついており、アダプタなどを使うことなくどちらでも使えるという触れ込みのケーブルで、目標額の$5,000オーストラリアドルに対して大幅に上回る$217,000オーストラリアドルを集めており、3月31日にキャンペーンが終了する予定でした。
特許侵害? 製品の転売?
KickstarterでのSuspend基準
中断の理由は明らかにされていませんが、Kickstarterでは下記のような場合にキャンペーンの中断を行うとのこと。
- 既製品を購入し、それを販売しようとした
- 他者の実績を自分の実績のように報告した
- プロジェクトやその作成者について虚偽の申告があった
中国の会社が特許を主張 製品も完成済み?
今回の場合、Kickstarterのコメント欄をみてみると、どうやら香港のOSAKI TECHという会社が全く同じケーブルを製造しており、その特許も取得済み。LMcableはその製品を転売しようとしていたという疑惑があるようです。
もちろんLMcableがオリジナルでOSAKI TECH側が虚偽の申告を行っている可能性もありますが、KickstarterとしてはOSAKI TECHの主張を認めたということなんでしょう。なお、一度中断されたキャンペーンは再開されることはないそうです。
どちらの主張が正しいのかは外部からは判断できませんが、LMcableが正しいのなら、indiegogoあたりで再度資金調達を行うのではないでしょうか。
(source Kickstarter)